2014年11月6日木曜日

次世代二者認証制度について



先日、富山県有機農業研究会がめでたく
発足されました。有機農業の「提携」という
全国的な運動の広がりは70年代に起こりました。
その辺りの情報はこちらからどうぞ。

2014年の現在において、それに似た動きとして、
無農薬無肥料栽培で初めてリンゴ栽培に成功された
木村秋則氏が注目されています。木村氏の提唱される
水稲栽培も同様であります。

上記のリンク先にも記述されてますが、現行の有機JAS
は問題が無いとは言えないところがあります。木村氏を
始めとする自然栽培農家、さらには本物を追及している
自然農法農家、その他からも同様にその制度設計上の
不具合が指摘されています。

そこで批判ばかりではなく、それに替わりうるかもしれない、
小さな一歩ではありますが、本題である「次世代二者認証制度」
についてご説明させて頂きます。

次世代と冠した意味は、「固定化しないオープンな」という
定義をして、従来の有機農業の提携では、現代の多様な
価値観において重すぎると判断したからです。またネット社会の
オープン性にも合うだろうと考えます。「固定化しない」ことにより
消費者と生産者の馴れ合いを排除し、本当の意味で信頼関係が
醸成できれば、70年代の有機農業提携の本質へ「固定化する」
はずです。

制度設計をおもいきって消費者視点からやってみてはどうか。
そして消費者に分かりやすい制度で、時代の流れに沿ったものに
なるのではないか。そんなところから消費者と生産者の
2人からでも制度設計ができて、草の根から認証制度を動かせる
のではと思い、今回の提唱となりました。

今後の具体的な進捗に関しては、ツイッターなどのSNS利用で
お伝えして参ります。是非皆様のご参加をお待ちしております。


自然農法アドバイザー
梅沢太
umezawafutoshi@hotmail.com
https://twitter.com/umechan2009
ツイッターのハッシュタグは
#次世代二者認証

2014年9月22日月曜日

今年も無事出荷を迎えることができました。

稲刈り1週間ほど前の自然農法4原則栽培田んぼです。

雨の多かった8月は、秋の収穫を心配しましたが
なんとか9月は晴天に恵まれ、比較的トラブルも少なく
収穫できました。

無農薬有機栽培と比べると、収穫量はまだまだと
いったところですが、それでも意外な検証数値も
把握できました。

無農薬有機栽培はかなり手間をかけているだけあって
収量は安定していますが、自然農法4原則栽培で
必要としない経費を差し引くと、ほとんど同じか
悪条件圃場による割り増し分を考慮すると
それ以下になるという結果が出ています。

以上のことから思うのは
素直に自然の恵みを享受していく農法が如何に有効であり
その可能性の大きさを再確認したところです。

今後は収量向上を目指すべく
さらなる試行錯誤に取り組んで参ります。


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2014年5月7日水曜日

不耕起田の田植え


手前の田んぼはこれから、向こうが終わったところ。
この2枚の田んぼは、初めての不耕起栽培です。
遠目からでも独特な光景ですが、
日が経つうちに古株も見えなくなり
通常の田んぼ風景になっていきます。

しかし見た目ではなく、この米作りの本質を
ご覧頂きたいと思います。
現在の米作りは、農薬や化学肥料を投入し
付加価値の無いお米にしているのが
現状であります。

ところがこの田んぼでは、まったく何も投入しません。
そして無農薬無肥料という高付加価値のお米が収穫できます。
耕すことによる周辺環境への負荷もありません。
他の地元農家の皆さんには見た目ではなく
その本質に気づいてもらいたいです。

自然農法4原則(無農薬無肥料無耕起無除草)を
実践しながら、より現実的解釈で、富山に適した農法を
追求していきたい。