2011年6月4日土曜日

不耕起田の手取り除草

昨日、少し入ってみました。
独特の感触があります。上層部はトロトロ層がふんわり堆積
下層部は、不耕起なので土壌のかたさも残っています。

コナギが多い列はあるのですが
苗を圧迫するような感じではない。特に大きなコナギの
状態というのが、通常の無農薬栽培の施肥後に見られる
ぶくぶく育ったものとソックリだった。ということは
不耕起田の中で肥料供給の仕組みが
できているのかなあと考えています。
葉色もさめていないです。
自然農法の苗の生育初期は、慣行農法と比べて
見劣りすると言われるのですが
隣の慣行田の苗とまったく遜色なし。
しかも栽培コスト、さらには市場評価という点からみても
圧倒的な差を感じています。
まあ、収穫するまでは分りませんけど(笑

いま雑草で一番やっかいなのは
芝生状のものです。
冬期湛水時に長時間露出していた
土壌表面に生えていたものが
生長して苗の回りにツンツン密生している。
この圧迫を排除してやらないといけない。
幸い数列ほどで大した労働負荷ではなかった。

生態系の様子は、イトミミズが活発です。
それを捕食するオタマジャクシなどもやはり多い。
ユスリカの群が、今までのような点々としてではなく
ラインとして畦回りに大群となって飛んでいます。
とにかく生きものの数が半端ないです。